私の使用している(させて頂いている)アマチュア無線関係のソフトウェアと、それがDOS化したMC-MKモバイルギアで使用できるかについて取り上げます(ついでなのでリンクも少し兼ねておきます)。モバイルギアで使用できる他のソフトについては、もばリンクの先を参考にしてください。
ここで紹介するソフトは
です。「こんなソフトあるで〜」というタレコミとか、このページの間違い等があれば、ご指摘をお願いします。
(注)全てのソフトに共通する項目として、ビープ音はでません。これに関するご質問は堪忍して〜。
(J)は日本語、(E)は英語のソフトがあることを示します。
阪大アマチュア無線部 (JA3YKC) 等で使っているコンテストログプログラムです。強力な検索・ネットワーク接続機能を持ち、マルチOP/マルチBANDでのコンテストで特に力を発揮します。操作系は独自ですが、大半はコマンド体系で済むというインターフェイスも魅力です。
MICE.exe for DOS/V は MOGD,MGDISP2による 25行ないし30行での動作確認を取っています。MGdisp/MGdisphでも問題無く動くでしょう。。MICEV.CFGの120行目あたり、CWPORT=0となっている箇所をCWPORT=1に変更すれば、COMポートからのCW/PTT出力も可能です(Keyer回路の作り方はこちら)。
ついにでました、15行で動くMICE。20行でも動きますし、mgdisp+100桁にも対応しています。移動運用の強力な友になってくれるでしょう。
詳細は「もばとMiceと移動運用」へ
MICEのページはここ(geocities)とここ(dti)です。
説明の必要はあまり無いと思いますが、ロギングソフト(交信記録をとるソフト)です。
PANSI.sys(PANSI.comでも大丈夫かも?)を導入し、25行に設定すればもばでも動きます。HP200LXでも動くそうです(Turbo HAMLOG会議室より)。25行未満でも画面は乱れますが、一応動く...のかな?(それともすぐハングアップするかな?)
(1998-04-10) JR6GHN/1 平野さんからの情報です(誠に勝手ながら、要約させていただきました)。
NECAI+MGAIで日本語入力している場合、市郡入力のために[F6]→[SHIFT]/[NUM] と押すと Invalid Opecode Trap at C000:BFD8 と出てハングアップします。主な回避方法は、
但し、一番下の対策(FEPを自動起動させない)を取ると、コード入力時に『頭文字を入力 =>[ ] 』というメッセージが表示されず、入力待ちのカーソルブリンクのみになります。
症状は平野さんの for DoCoMo(+ATOK8)、私の MK12とfor DoCoMo(+WX2)で確認しています。有り難うございました。
(1998-04-15)再び JR6GHN/1 平野さんからの情報です。
『ディスプレイドライバにmgdisphを使うと、入力待ちのカーソルが、入力ウインドではなく、左上のタイトル部分に重なります。』
とのことです。NECAI・WX2でこの症状が時々起こることを確認しました。また WX2ではFEPが自動的に起動しましたが、NECAIでは駄目でした。
また、「NECAIでFEPのon→off動作をしていないと TurboHAMLOG起動時にハングアップする」という症状はこちらでも出るようです。
有名なコンテストログプログラムです。zLogの他に、DXコンテスト用のCCC(Release CQWW '96h)があり、どちらもMOGD + pansi.sysの環境で動きました(起動時に勝手に25行になる)。
こちらもCOMポートからのCW/PTT出力をサポートしています(Keyer回路の作り方はこちら)。移動運用のときにはオプション -NC でナンバーの指定を無視させるのが良いでしょう。
(1998-04-25) JR6GHN/1 平野さんからの情報です(こちらも要約させていただきました)。
NECAI+MGAI環境ではたまに(再現性がない)凍ることがありますが、これも zLog起動前にFEPをon→offしておくか FEPをATOK8にすると回避できます。使用verは3.8です。
WX2環境ではまだ試していません m(__)m 。
どうもFEPを使用するアプリ全般にこの症状(NECAIでフリーズ)が出るような気がするのですが...
(1998-04-24) '98 Field dayで使用しましたが、
などの問題があるようです。もしこれが本当なら移動ではちょっと使えません。
CW(モールス通信)で数多の局が呼んできますので、あなたは並み居る局たちを打ち落と...もとい交信するという CWコンテスト練習ソフトです。
モバイルギアはビープ音の出し方が普通のAT互換機と異なるため、音が出ません(;_;)。XT互換の HP200LXなら、オプション -xt を指定すれば動くのではないでしょうか。
CW(モールス通信)の送受信練習ソフトです。
やっぱりビープ音の出し方の関係から もばではだめです。ソースが付いているのでそのうち...と行きたいのですが、C++なんて組んだことがないっす。コンパイラも無いし。
(12/3)モバイルギアに標準で付くsounddrv.sysを介さずに直接A/Dコンバータを叩いてビープを鳴らすプログラムが公開されたようです (こうしないとmsec単位でのビープ制御が出来ないというあたりに"仕様"のもどかしさを感じます) 。
これはパケット通信に限った話ではないのですが、
日本語表示ソフトに MOGD を使用すると、スクロール中にRS-232C経由のデータ取りこぼしが発生します。(by ぞろよしさん TNX!)
ですから、COM1を使って通信するとき(モデム接続を含む)は 日本語表示ソフトとして mgdisp/mgdisph/mgdisp2 のいずれかをお使い下さい。
以前、「DXTERMは日本語に変換確定したとき文字化けする」と書きましたが、これも日本語表示ソフトを変更することによって回避出来ます(送信時の文字化けだったんでしょう)。DXTERMは15行や20行でも実用上は問題無く使えます。
ちなみにこの時の日本語表示ソフトは mgdisp2 です。
しかし、もともと 25行以上 を想定して作られていますので、メニューを出したときなどに画面が少し乱れます。実害は特にないようですので、そのまま使っても構わないでしょう。
どうしても 日本語表示に MOGD を使用される場合は、
これでチャット位は出来ると思います。パケットクラスタに接続してソフトをダウンロードするといった使い方をする場合は、画面を二分割する等、スクロールが出来るだけ速くなるようにしてください。
KTXはもともとモデムを用いた通信を念頭に置いているソフトですので、initsからinit4までを空欄にした(起動時にATコマンドを送らないようにした)ktxpaket.cfgを用意し、電話回線用のktxphone.cfgと入れ替えて使っています。
packet用のktxp.batは以下の通り。
そして電話回線用の ktxm.bat は以下の通り
MOGDを日本語表示に用いた際の COMポートは かなり特殊or不安定な要素が大きく、「昨日はOK、今日は駄目」なんてことが多いので覚悟してください。
また、TMJ31(ver 1.14 by JN1BNR)という汎用性の高い通信ソフトを紹介して頂いたのですが(Komatsu@筑波大さん TNX)、MOGDの欠点を克服するには至らず mgdisp2に変えてしまってからは出番が無くなってしまいました。済みません>Komatsuさん。
また、モバイルギアに付いてくる RS-232Cケーブルはクロス結線(PC同士を結ぶための結線。リバースとも言います)ですので、これをストレートにするために アダプタをかますかケーブルを改造するなどの処置を講じて下さい。
国産では最も有名なアンテナシミュレーターだと思います。最近 DOS/Windows版がフリーソフト化されました。が、VGAを前提としているので、もばでは動きません。
実は 個人的にはYagimax等の方が(特にテーパーの扱いに関して)強いと思うので、あまり使ってないんです。
八木アンテナシミュレータです。
あたりを強みとします。
YN.SCRをいじることにより モバイルギア+MGCGAで動作するかと思ったのですが、起動時にハングアップします(YN.CGAによって、デスクトップの方は動作する)。
SimTelにあります が、ちょっと探しにくいですね。
Yagimaxの最新版です。こちらは多少画面にゴミが出るものの、MGCGA(ver 0.24R7)で動作しました。でもやっぱり遅いです(;_;)。SXのぶぁかやろー!!(馬鹿はオノレや>自分(笑))
Ring Server と QRZにあります。
一応もばで動かしてみた程度なのであまり詳しくは判りませんが、細かな最適化がまず目に付きました。面白そうなシミュレータです。
もば+MGCGAで動きます。動くんですが...最適化なんてことさせると激遅です(当たり前か...)。
最後になりましたが、モバイルギアをDOS化するためのソフトやアマチュア無線用のソフト、その他様々なツール類を作成し公開てくださった方々、そしてこれらのソフトをインターネット経由でも入手できるように尽力されている方々に感謝します。
また、実行画面は JR0DBK ゆきさん作の Snapshot を用いて作成しています。TNX >JR0DBK