Benjamin腰瓦V

構成概要です

冗談半分に「SMPシステムで Linuxブン回してその上でVMware動かしたら楽しいやろなぁ...」とか言っているうちに段々本気になってしまい、また余った部品を組み合わせたPCを妹にあげる約束までしてしまったので、うりゃっと組んでしまいました。

IRQの共有によってIRQ不足はなくなりましたが、今度はバスマスタデバイス4つまでという440BXの制限がかなり重く感じられます。今のところUSB不使用&VideoCardのバスマスタ転送不使用で難を逃れていますが、これ以上となると

という策を講じる必要がありそうで、いざというときのために ISAでしかもジャンパ設定のLANカードは保持する必要がありそうです。音源ももう少し慎ましいものが宜しいようで、 YMF724ベースの音源を手放したのは痛かったかも。

PCプロフィールに戻る 主頁に戻る


ケース

電源300watt, 5インチベイx4を条件として探しました。T-zone PC DIY Shop の三階にある TOP-102と 幾つかの店にある CX-5612TX が候補に挙がり、結局売り切れのため後者に。250Wattでよければフリージア(T-zoneの隣)に良さげなケースが 6,580円でありました。これもTOP-102HAって型番です。

角張っていてかなり野暮ったい感のケースですが それだけに手を入れるにも抵抗がありません(そういうもんか?)。値段はどちらも 7,980円。

早速ヘッドフォンと光端子をケース前面に付けました(ベイじゃないので苦労しました...)。
前面パネル加工

また、静音化&冷却性能保持のため、

のような策を講じました。ちなみに、排熱ファンの+5Vは電源から直接取るようにし、ケーブルうじゃうじゃを回避しています。

(2000-04-17追記)+5Vスタンバイが時々えらい高音を出すので気分が悪い。また中開けんと...

写真:風防を除去したケース後部、電源部に付けたφ2.1端子(風防除去済)
ケース後部 電源部加工

PC無音化計画
Silent Computer
#UP


マザーボード (BP6)

説明不要でしょう。安いSMPならこれです。でもたった二つでMultiってのも「いち、たくさん」みたいで(違

ただ、通常のATXマザーボードより横幅が広いので注意っす。ケースの奥行きが狭いと 5インチベイが使えません(CD-ROMドライブ入れるとDIMMソケットにぶち当たる)。

実際、前方にずらさないとマザーボードが分離できない構造が災いし、DIMMメモリを壊してしまいました。仕方がないのでペンチと洗濯挟みで押さえながらエポキシ系の強力接着剤で固定しました(近接図)。現在ではどうにか64MBのDIMMを挿せています。

また、このBP6/BE6は HPT66があるためにINTの割り当て方が奇妙なことになっており、

だそうです(ATA33もどれかと共用している筈だが不明)。

PCI3にLANカード刺していたらHDDがお釈迦になったとかいう物騒な話が prolib掲示板にも載っています(2000-01-09の「BE6でのLANカード増設について」を参照)。音源でも出力だけでなく入力も使うなら問題になるかもしれません。

ちなみに、私もPCI3にLANカードでやっちまいました。DOSでバックアップ取っている最中にクラッシュという冗談か悪夢のよーな事故っす。現在は 440BXの南橋さん(82371AB/EB)に繋いでいますが、それでも DMA転送(バスマスタ転送)の設定では転送時にフリーズすることがあるのでノーマル仕様に....してる筈なんやけど...あれ、DMA転送になっとる?怖いなぁ。電源の問題やったらRain(CPUにHALT命令を出して省電力化するWin9x用ソフト)導入で何とかなるけど、INTかち合いが原因だったらいつ死ぬか。

まぁなんにせよ、バスマスタなデバイスを3つ(SB LiveとSCSI)抱えた以上、ビデオキャプチャーデバイスもそれなりに考える必要がありそうです。HPT66の使用を止めているので、多少はましになると思いますけどね。

Prolib
BP6.com


CPU (celeron 333×2→480動作)

う〜ん、celeron 300を探そうと思ったけど、甘かった。2000年現在、若松くらいでしか見つかりません(しかも御値段7,480円)。

二つのCPUに異なる外部クロックを供給できるほど BP6も逝けてないので(もし可能だったら怖いよなぁ...)cerelon333x 2を余らせている後輩から譲り受けてなんとか 480MHz×2までは達成しました。 あとはSMP対応のOSを入れることで腰瓦九六の誕生です(しかもこれ、99年1週目というちょっと目出度い品のようで...)。

BP6はCPU回りに邪魔物が多いので 爪と垂直の方向(BP6の場合は縦方向)に広いCPUクーラーが使えませんし、爪方向に風を流すクーラーは互いの干渉が心配です。 というわけで、CPUクーラーには結局 Ultimate Doracoを使用しました。

BP6 CPU回りの配置図(電源含)
                       |
       電源            |
-----------------------+

   ○○              ○○
 +-------+-+       +-------+-+
 |       |3|       |       |3|
=|       |7|=     =|       |7|=爪
 |       |0|       |       |0|
 +-------+-+       +-------+-+
    ○○             ○○
以下、主なクーラーのスペックを邪悪なtableで書きます。サイズは(爪方向x爪と垂直の方向)で書いていますが、間違いがあるかも知れません。αがないのは でかくてBP6に入らないからです。トルネードが無いのは 高くて煩いからです。
と思ったら、コンデンサ曲げたら入るらしい>α。ぐはぁっ

現在は Doracoのファンを7V(12-5)で回し、電源の邪魔な部分に穴を空けることで静音化しました。ただWindows95環境下でも CPU温度が室温+20度、ケース内部温度が+25度まで上がっており、SMP対応OSで高負荷掛けるとちょっと怖いかも。LinuxでMPEGエンコード出来ない可能性ありありっす。
名称(型番) 放熱特性 騒音特性 サイズ 備考
SANACE K8(109x6512A1116) 〜500MHz, 0.77K/W 35dB, 4800rpm 51x60 SANACEはK3以外全て 爪方向に風を出す
SANACE K5(109x6512A1036) 〜466MHz, 0.88K/W 33dB, 4800rpm 51x64 詳細はオウルテックにあり
SANACE(109x6512H2016) 〜433MHz 1.04K/W 30dB, 4400rpm 50x60 celeron 333に付属。Pentium用SANACE以下っすか?
SANACE K3(109P5412H2016) 0.97K/W 不明 50x50? Pentium時代のファン H2026とほぼ同じか。
Ultimate Doraco(DP5-5G51) 〜566MHz 30dB 52x55 coolermasterの写真と異なり、風は爪と垂直方向。
風神3(DP5-6030B1X) 〜566MHz
Aqua600 56x50 ファンの付き方が独特。風は爪と垂直方向
Apus 0.62K/W 26dB, 4000-5400rpm 64x61 四隅が出っ張っているため、BP6でも使用可かも...風は全方位
これで銅だ! 幅50mm 400gとあったが本当か?風は爪方向
Justy DC373 66x77 とにかく巨大
Justy DC374 52x60 〜600MHzと箱にあったが、気のせいかも
Majesty 1.2K/W 26.4dBA でかい Pentium3用。斬新な形状だけに残念

OverClocker's Dream
superπ


Memory (64+128+128)

99年初夏の暴落時に買いそびれたので、仕方なく128MBを13,500円(-2000円)で購入しました(泣)

2000年3月第一週に一万を切りましたので、また買ってしまいました。これで320MB。VMware入れるにしてもやりすぎ感が(駄)。


Video (MillenniumG200 SGRAM 8MB)

腰4と同じ。ビデオカードにIRQを割り当てられない状況も同じ。違うのはBIOSのrevisionのみ。

このビデオカードはドライバの設定でバスマスタ転送をoffに出来ます。そうするとPCIのLANカード(バスマスタ動作を要求しないもの)を PCI1に指すことが可能となり、少しだけいい感じです(ほんまか?)。

Voodooも非バスマスタ化が出来ることで有名です。

MatoroX files
MURC News Centre
Matrox Overclock
Shiba's homepage and G200 Utilities
黄金時代
G200掲示板
コマツソフトのドライバ頁
Matroxのドライバ頁


HDD (西指 Caviar 13GB)

これも腰4と同じ。インターフェース変更も止め。

SilentDriveに入れて静音化しましたが、5inchベイをつぶすのがちと辛いところ。HDD密閉ケースを自作してマジックテープで本体底部に張り付ける方が良いかもしれません。

Western digital
#UP


SCSI (TekrAm DC-390U)

腰3腰4と同じ。BIOSを3.20にした位です。しかし最近SCSIカードが安いですねぇ...
TekrAm
#UP


MO (Melco MOS-230)

腰3と同じ。但し、MOからの起動方法をみつけたなり。 これでいい感じ。HPT66インターフェイスも認識するので(認識の順序が変わるだけ)、面倒もありません。

と思ったのですが、MBRを弄るとかなり非道い目に遭います。例えば floppyモードのMOを差した状態で fdiks /mbr とするとデータが全て死にました。あきらめてFloppyから起動した方がいいでしょう。


FDD (どこだったっけ?)

MOからの起動がかなり危険と解ったので、急遽買い直しました。


CD-R/ROM

腰4に加えて松下のLK-RC808が加わりました。振動凄いです(固定したらましになったけど...)。Terminateのジャンパ設定が他の二台と違います。

う〜む、まぁopenでONというのも変な話ではあるので どちらが正しいとは言えないのですが...マニュアル以外にもどっかに記載しろよ>松下


Network (E2000C with RTL8019AS または、 VT86C100ベースのPCIカード

E2000Cは発売元(AIブレーン)の頁にマニュアルが無いっす(ぐはっ)。ただ 2000TPが似たコンセプトなので、E2000TPのONとE2000Cの1-2を同じものと扱えば思うように IRQ/IOを設定できるようです。

VT86C100は ビデオカードの非バスマスタ化によって復帰を果たしました。Linuxでも自動認識されるのでなかなかいい感じっす。


Sound Card (SB Live! value)

Yamahaは open source以前に事業部を縮小するよーなので、 Linux も PED5 もOKのSB Live! に移行しちまいました。心配だったMIDIもなかなか良好です(特に打楽器系)。

ただ、光端子を付けるためにコネクタのピンを確認しようとしたら どうも私のCT4830(新型 value)が載っていない。ピンの数からして CT4620 (Live!) と同じピン配置と思うのだが...端子図はどこじゃああああああああ>Creative

更新の古い頁では「SB Live!をLinuxで使う場合 kernelのSMP サポートをoffにしなければならない」との記述があります(本家のFAQにもそう書かれています)が、2000-02-13現在の ドライバ(ソース版)からはSMPに関する設問自体(Q.C3)が削除されており SMPに対応したと考えて良さそうです。

このデバイスは音源のくせにバスマスタ動作をしやがるので、結構苦労するようです。BP6/BE6に刺す場合は INTの共有されていないPCI2が宜しいようですが、私はUSBを使わないので PCI4に刺しています。


Capture Card (Power Caputure/V SE)

ドライバはWin9xのみ。似た構成(はPhilipsのSA7110A, SA7187, ZORANのZR36055)のカードが見つかればドライバをへちれるかも...

ATI の Video Wonderを狙っていますが、どうやら発売延期(無期限)の模様。Linuxで使うにはかなり安心な Makerなのですが...

Video Wonderは発売延期→中止。All in Wonder はドライバがWin9xのみ。ちょっと駄目すぎでは>ATI

ATI
#UP


Monitor (三星電子)

すでに購入から4年半。最近青が滲んでいる気がしますが、1280x1024の液晶が高嶺の花である以上はまだまだ現役です。


Keyboard,Mouse (HHK, Logitech OEM)

HHK LiteとLogitechマウス買っちまいました。HHKいいっす。キー少ないけど。Logitechの方はwheelが軽すぎる上に空回りして駄目です。某あぷの1500円という値段に惹かれたのですが、ぱちもん掴まされたかも。→結局正規品を買いなおしました(ぎゃふん)。


OS (MS-DOS7 with げいつ窓95 osr2、赤帽系)

某社のソフトには新しい物ほどタコという不文律が適用されますから、SMPに対応しているからという理由だけでWin2000を試す気にはなれません。電気街のジャンク屋でNT4が値下がりしたら そっちの方がマシかもしれませんし、とりあえず Win95(OSR2.1) で十分でしょう。

ストリートで OEM用 のNT4買っちまいました。6000円でした。

主な狙いは Linux+VMwareです。現在赤帽系を試していますが、Slackware時代の知識が邪魔を(駄)。

基本は Vine 2.0 (FTP版)、商用フォントとATOK12 SEだけ Turbo Linux から持ってきて....む〜、どうかなぁ


静音化まとめ

ちと取って付けた感もありますが、適当にまとめてみます

こうすることで、十分な冷却能力を保持しながら静音化を達成したと思います(試験はこれからだ...)。
PC プロフィール に戻る
主頁に戻る