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ゆ〜ぞ〜の備忘録

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2007-07-29 [J] [trip] 北海道2日目

今日の予定

滝川→豊富→サロベツ原野→野寒布(のしゃっぷ)岬→稚内(豊富まで輪行、豊富から自走)
自走距離はおよそ 70km の予定です。

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特急利尻

滝川00:15発の特急利尻に乗り、北に向かいます。

乗った途端、懐かしい汽車の香り。古い汽車なのかと思いきや、各席にコンセント発見。N700並の最新装備ですな。早速利用させて頂きます。

滝川を過ぎると常夜灯くらいまで減灯し、エンジンの回転を落としつつ進んでいきます。とはいえやっぱり駆動音や車内放送は煩いし、座席は4列で倒れ方も浅いしで、夜行バスには勝てなさそうです。個人的には眠れない時に気が楽なので助かるのですが。

名寄を過ぎても前列が空席だったので座席を向かい合わせ、荷物を梁に腰を置きます。疑似フルフラットでzzz...。

豊富から

4:45 豊富(とよとみ)駅着。こんな時間ですから乗降客は自分のみです。
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眠い寒いで準備はかどらず、忘れ物もあって結局6時前に出発します。準備の途中にバスが来たものの人気は皆無。回送かと思ったら歴とした札幌行きバスだったようで。

国道40号に出て南下し、セイコーマートで朝食を調達しようとしたら 7時開店orz。どうするかと思案しているうちに店の人が来て、一足先に開店してくれました。

サロベツ原野〜稚咲内

朝食の後、道道444号を西進します。2〜3kmで市街地を越え、そこからは一面の湿原となります。その境界を示すように携帯各社の鉄塔がズドーン。苦肉の策なんでしょうな。

しかしこれを超えると、本当に何もありません。これぞ北海道。ぽつんと存在するサロベツ原生花園はまだ空いていないので木道を少し回るに留め、更に西へと進みます。

僅かに盛り上がった森を抜けると稚咲内(わかさかない)の港に出ます。豊富からここまでは 16km ほどでした。
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稚咲内〜抜海

稚咲内からは道道106号を北上します。日本的な利尻富士と日本離れした湿原のミスマッチが素晴らしい。

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「抜海(ばっかい)26km 稚内41km」という看板を見て楽勝かと思ったのですが、さにあらず。ゆる〜い起伏と強い向かい風がボディーブローのように体力を削ってくれます。家はおろか休憩所もなく ひたすら海と湿原と道路と利尻富士のみの風景が続き、眠さもあって段々と無我の境地に入っていきます。色即是空、空即是色……画像の説明

稚内市に入ってもこの道は続きます。夕来(ゆうくる)の祠と浜勇知(はまゆうち)のレストハウスでそれぞれ休憩。それ以外に休憩出来るような場所はありません。画像の説明画像の説明

抜海〜稚内温泉

どうにかたどり着いた抜海。家だ! 集落だ! と思ったものの予想より小さな集落で、飲食店を探しているうちに通過してしまいました。いっそ輪行しちまうかと抜海駅に向かう分岐点で悩むことしばし。えーと、宗谷本線の稚内方面行きは11:43、その次は……16:33? さらに現在時刻は11:45。

orz

しばらく走るも、膝も心も既に折れ掛け。好天が災いして休憩できるような場所はおろか日陰さえありませんが、仕方がないので道端で休みます。路肩に腰掛けて体を丸めてぐったり……

呼びかけられて目を開けると、お巡りさん?!

どうやら寝ていたようです。休憩していたら眠ってしまったことを伝え、休める場所を教えて貰って一件落着。パトカーがUターンして行ったところを見ると、警邏じゃなくて行き倒れか何かの通報だったようで……ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

その後も多少の起伏を5kmほど走り、ようやくで稚内と野寒布岬の分岐点、坂の下に到着しました。

ここからはカエルロードです。道の両側には家があり、バスも走っているためプレハブ停留所で休憩も可能ですが、稚内温泉まで6kmらしいのでトロトロ走ります。
バス停を一つ一つ見てみると○○宅前というバス停が結構あります。そんな名前のバス停はもっと無人区域の話だと思っていましたが、そもそも無人区域にバスは走りませんか。画像の説明

稚内温泉〜ノシャップ岬〜稚内

童夢というちょっとアレな名前の温泉でようやく休憩……って、また寝てしまいました。もう一浴びして出たのが17時。

日も傾いてきたので、やや急ぎつつ納沙布岬へ。この岬は最果て感こそないものの、利尻富士が本当に綺麗です。画像の説明

南下して稚内市内に入ると、広場で何やら祭りをやっていました。住民に配った飲食券で飲食できるというスタイルのようですが、受付の方から券を分けて頂きましてツミレ汁とか頂いてしまいましたウヒョ。

はじめてのライダーハウス

南稚内駅近くの「最北端みつばちの宿」に電話で予約し、稚内駅でぐったり。列車が来るまで改札も窓口も開かないのです。

そのため遅くなり、しかも道に迷ってしまう始末。ああ情けなや……
タカナシ医院の30mほど稚内側に行った交差点を山側に折れて真っすぐ行ったところにありました。私のほかに滞在者は長期っぽい人が一人だけ。しかもずっと寝ていました。 画像の説明画像の説明

距離とか何とか

北海道人はとっても親切ですが、距離間隔は適当のようです。

76.0km 6:05:30 12.3km/h
距離、時間共に自己最高。って6時から21時まで走ってたもんなあ……

行程みたいなのを置いておきます。

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本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

Before...

ゆ〜ぞ〜 [イオン釧路SCは相当な大規模SCでした。大楽毛駅近くに「↑10km先」の看板がありますので、 それを加工した悪戯かな..]

8991 [>「イオン○○SCまで直進110km」 その昔、北海道は紋別にHOSTを構えていた某BBSにてその存在を知りました。..]

ゆ〜ぞ〜 [もしかして「ずっと俺のターン」?]