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ゆ〜ぞ〜の備忘録

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2007-07-30 [J] [trip] 北海道3日目 [長年日記]

今日の行程

稚内→宗谷岬→猿払→浜頓別→(ここから輪行)→音威子府→旭川

稚内〜宗谷岬〜浜頓別までは90kmあり、しかも浜頓別 16:12 発と時間的にも厳しいため途中の輪行も必要となります。宗谷バス路線(PDF)猿払村営バス天北線バス(PDF)の時刻表を見ながら作戦を練ります。

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稚内〜宗谷岬

6:30ごろ起床して準備し、南稚内駅から 7:35 稚内行の汽車に乗って稚内へ。やはり最北の駅は汽車で到達しておかないと。画像の説明

最北の駅蕎麦屋で朝食をとり、最北の線路を撮影してから 8:10 発の大岬(宗谷岬)行き路線バスに乗車。宗谷岬方面行きは路線バスと観光バスがあり、前者を利用するのは地元民と貧乏旅行者です(笑。画像の説明

声問(こえとい)という路線バスの分岐点をを過ぎると一気に停留所の間隔が空きます。先に見える岬がどんどん近くなるので、「増幌入口」で下車しました。

自転車を組んで準備していると、反対方向からザックを背負った爺さんが徒歩でやって来ました。噂に聞くトホダーってやつですか。話によれば、猿払〜浜頓別の天北線跡自転車道には熊注意報が出ていたので通らなかったそうです。代わりに国道238号より浜の方を通ったけど、まだ柔らかい熊の糞を見てしまったとか。うへえ。熊避け鈴買っておけば良かった。

まあとりあえず出発、追い風を受けて今日はどんどん進みます。右手に丘、左手に昆布干しと海、集落がポツポツあって共同店が構えているところもあわせて沖縄北部(やんばる地方)を思い出します。

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宗谷岬

緩やかなカーブの途中にあるため岬っぽさは無いのですが、稚内側に集落が無いこともあって出現の唐突さが際立ちます。増幌入口から宗谷岬は16.7km、てことは半分をバスで進んだ計算になります。
先客の中にはランドナーとママチャリの人が居ました。ママチャリ……すげえ画像の説明

丘の展望台に上がるとサハリンが見えます。異国が見える場所は他に与論島(台湾まで100km余り)くらいしか無いと思うと、何となく感慨深いものがあります。 画像の説明画像の説明

宗谷岬〜東浦

まったりしてたので、宗谷岬出発は 11:15 になってしまいました。猿払村営バスの東浦〜鬼志別路線は一日2本で 12:46 発の予定。そこまでの時間が見積もれないので、とにかく先を急ぎます。

結論から言うと、どうにか間に合いました。宗谷岬〜東浦は 15km 程度ですが 50m程度の峠が2つと緩い坂が1つあり、逆風も考えれば 75分での到着は上出来です。北海道の山を昼に通るのは初めてですが、植生こそ違えど山には変わりありません。蝉が居ないから異様に静かではありますが、やはり北海道らしさは湿原と丘陵にあるように思います。 画像の説明

東浦〜浜鬼志別

予定通り東浦から猿払(さるふつ)村営バスで南下します。やっぱりある「鈴木宅前」を超え、浜鬼志別(はまおにしべつ)で下りて R238 南下……と思ったのですが、天北線資料に興味があったのと空腹のため、鬼志別ターミナルまで行ってしまいました。

バスターミナル近辺に飯屋は無く、近くの人に聞くと旅館でランチを出してくれるとのこと。すげえ。昼食の後、もう一度村営バスに乗って浜鬼志別まで。

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浜鬼志別〜道の駅猿払〜猿骨〜浜猿払

 浜鬼志別到着は14:11。こうなると浜頓別 16:12 到着は厳しいのですが、国道238号を通っていればバスには拾って貰えるので気にせず進みます。暫く進むと、でっかいキャンプ場併設の「道の駅猿払」。ここには自転車道の案内所があり、始点は猿骨(さるこつ)から陸に入ったところだと教えて頂きました。通行禁止ではないものの熊注意だそうです。

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そこまで聞いておきながら、公園の出口にある自転車道っぽい道に釣られて ついふらふらと進んでしまいました。
結果:猿払沼がきれいに見えますが、行き止まり。画像の説明 画像の説明

R238 合流点まで戻り、おとなしく猿骨まで進みます。んで内陸側に曲がって自転車道らしき道を探しますが、交差するのは砂利道。
うーん……

少し考えた結果、国道から余り離れるとバスを逃す可能性があるので止めちまいました。

結局、浜猿払 15:25 到着時点で輪行を決定し、折り畳んで 15:39 発のバスに乗車しました。浅茅野(あさぢの)まで集落は無く、もし自走してたらバスに抜かれてエライことになってたかも。画像の説明

浜猿払〜音威子府

天北線バスは車体に小型観光バスを使用しており、腹に荷物室まで備わっています。稚内〜音威子府を4時間掛けて走るだけあって贅沢ですな。画像の説明

浜頓別高校で学生わんさか乗ってきますが、松音知(まつねしり)とか敏音知(ぴんねしり)まで乗ってるのには驚き。通学お疲れ様です。

音威子府到着は17:28、駅蕎麦は閉店しています。次の旭川方面行きは、鈍行が19:01、特急「宗谷」が19:58……2時間半待ちですか。

画像の説明画像の説明

板敷きの待合室で仮眠、道の駅で食事という選択肢もありますが、旭川到着時刻が9時半過ぎになるため洗濯優先ってことで、宗谷バス窓口のおばさんに聞いて青少年宿泊研修施設「トムテ」を紹介してもらいました。
うーん、小さな村だけどあるもんなんですね。19時まで開いているようです。

旭川

特急「宗谷」で一路旭川に向かいます。JR北海道の車内販売はなかなか気合が入っています

旭川到着は 21:38。飯屋はほとんど開いていませんが、何となく美味しそうなジンギスカンの店を見つけたので入ってみました。
結果:2hit 1990ダメージ


生ラム美味しいよ生ラム。後で調べてみると「成吉思汗 大黒屋」という良店のようです。

遅い夕食の後に旭川健康ランドまで自走で向かいます。駅から遠いので難渋しました。自転車かバイクじゃないと絶対に行こうと思わない場所にあります。

結果

55.39km 3:54:17 Max 53.6km/h
この速度で坂を下ってもブレない MC-1 は素敵です。
画像の説明画像の説明

寄道が過ぎて天北線跡を走れなかったのは残念です。……ていうか、音威子府の最終便を特急に繋げてくれよう>天北線バス

おまけ

帆立日本一の猿払村だけあって、器が帆立という豪快な「道の駅弁」。しかしキャラクターのホッター君はちと微妙かと……画像の説明

 

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]
8991 (2007-08-28 [J] 21:24)

音威子府の駅蕎麦屋は旅行者泣かせのようですねぇ(^^;<br>ところで、天北線代替バスは昔はトイレ付車両が走ってたのですが、今はどうなんんでしょう?

ゆ〜ぞ〜 (2007-08-29 [J] 17:05)

音威子府の駅蕎麦屋は9:30〜16:00。村の規模や発着の本数を考えれば、店のあること自体が奇跡です。<br>天北線バスは確かトイレ無しだったと思います。ターミナルで用を足せということなんでしょう。