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中国新聞が伝えていることなんですが、エラい人が原爆資料館の内容検討委員に中韓含めたアジアの人を入れるらしいんです。
そこまではまだ良いのですが、エラい人の発言が↓。
「原爆投下を『日本の植民地支配から解放した』と肯定する考えが根強いアジアの声に触れながら議論を深め、多民族が共感、納得できる施設にしたい」
はぁ?
政治的なものを排除して原爆の悲惨さにフォーカスしているからこそ、原爆資料館は「多民族が共感、納得できる施設」なんじゃねぇの?
しかも原爆の正当化まで仄めかすような……有りえねえ。
余りにも酷いので、広島市と平和記念資料館に抗議メールを送付しました。
いやね、これは許しちゃイカンと思うのですよ。
抗議内容は以下のとおり。
中国新聞のWeb版に掲載されている記事を拝見しました。 http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200705310023.html この中で特に気がかりなのは、 >「原爆投下を『日本の植民地支配から解放した』と肯定する考えが根強いアジアの声に触れながら議論を深め、多民族が共感、納得できる施設にしたい」 というリーパー理事長の言葉です。
原爆資料館は政治と無関係、少なくとも距離を置いているからこそ 核兵器のもたらす悲しみと恐怖を普遍的に訴える力があると考えております。
このような、原爆投下を政治に絡め、更に正当化するかのような意見は 原爆資料館の存在意義を脅かすものであり、 「多民族が共感、納得できる施設」とは真逆の方向であると言わざるを得ません。
この件については極力政治的な思惑を排除し、 慎重に進めて頂きますように強くお願いいたします。
広島市から返答が来ました。理事長の基本的な考え方
要約すれば、「原爆の非人道性を理解してもらうために幅広く意見を聞きたいという趣旨であり、委員として起用する方針は決まっていない」ということだそうです。